つみたて投資枠(旧つみたてNISA)のよくある失敗例5つ|対処法や銘柄選びのポイント
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)では、「生活費が足りなくなって途中でやめてしまった」「短期間で売却したため利益が得られなかった」など失敗するケースもあります。しかし、それらの失敗は、NISA制度の特徴をよく理解し、対処法を押さえておくことで防げる可能性が高いです。
本記事では、つみたて投資枠(旧つみたてNISA)の失敗例を挙げながら、対処法や銘柄選びのポイント、失敗しないために知っておきたい注意点を解説します。
着実に資産形成するためにも、失敗例や対策を理解しておきましょう。
- つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で失敗しないためには、制度を理解しておくことが大切
- つみたて投資枠(旧つみたてNISA)は「生活費が足りなくなる」などの失敗例も見受けられる
- つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で失敗しないためには、銘柄選びも重要
目次
OPENつみたて投資枠(旧つみたてNISA)の特徴
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)とは、少額から始められる長期・積立・分散投資を目的とした非課税制度で、大きな特徴は次のとおりです。
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)の特徴
- 少額から投資できる
- 投資で得た利益が全額非課税になる
- 長期運用で複利効果を期待できる
- いつでも売却・解約ができる
少額から投資できるため投資初心者でも始めやすいですが、失敗するケースも見受けられます。
失敗する理由として、つみたて投資枠(旧つみたてNISA)の仕組みや特徴をあまり理解していないことが考えられるため、まずは特徴を理解しましょう。
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少額から投資できる
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)では、毎月100円や1,000円などの少額から投資できます。ライフプランに応じた金額から始めると長く続けやすいでしょう。
たとえ少額でも、長期間積み立てていけば着実な資産形成が期待できます。
株式や債券、投資信託などの金融商品には値動きがあり、購入するタイミングを図ることは困難です。しかし、長い年月をかけてあらかじめ決めた金額を定期的に投資していくことで、安いタイミングを逃したり高いタイミングで買いすぎてしまったりすることを防げます。
家計を圧迫するような金額では継続が難しくなるため、自分の経済状況にあわせて毎月の積立金額を決めましょう。
なお、最低投資額は金融機関によって異なります。マネプラスでは、毎月1,000円からつみたて投資枠(旧つみたてNISA)を始められます。
投資で得た利益が全額非課税になる
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で投資して得た利益には税金がかかりません。
通常、投資で利益を得ると20.315%の税金がかかります。
たとえば、通常の投資では1万円の利益が出ても、約2,000円の税金がかかるため実際に得られるのは約8,000円です。しかし、NISAなら運用で得た利益は非課税のため1万円をそのまま受け取れるのです。
さらに、旧制度のつみたてNISAでは非課税で運用できる期間が20年までと決められていましたが、新NISAのつみたて投資枠では、非課税運用期間が無制限になりました。
つみたて投資枠では、つみたてNISAよりも超長期的に投資・運用できるため、資産をさらに増やせる可能性があります。
長期運用で複利効果を期待できる
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)では、中長期的に投資していくことで、投資で得た利益が運用されてさらに資産が増えていく「複利効果」が期待できます。
複利とは、元利(元本+利益)に利益が発生する仕組みのことです。投資期間が長くなるほど複利効果も大きく得られる傾向があります。
また、投資期間が長いほど価格変動のリスクが小さくなり、安定した収益も期待できます。
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いつでも売却・解約ができる
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で投資した資産は、いつでも売却できます。
たとえば、結婚や住宅購入、進学といったライフイベントなどにまとまったお金が必要になったときは、保有商品を売却することで現金を引き出せます。
なお、NISAに似た制度にiDeCoがありますが、iDeCoは原則60歳まで引き出せません。
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つみたて投資枠(旧つみたてNISA)でよくある失敗例5つ
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)のよくある失敗例は、次の5つです。
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)は初心者でも始めやすい投資ですが、失敗するケースも見受けられます。失敗を防ぐためにも、運用を始める前にどのような失敗例があるか把握しておきましょう。
失敗例1:積立金額を高く設定しすぎて生活費が足りなくなった
積立金額を高く設定したことによって生活が苦しくなってしまうケースがあります。
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)では年間で投資できる金額が120万円と決められています。しかし、無理して上限いっぱいまで投資する必要はありません。
年間投資枠を最大限活用しようと無理のある金額を積立設定すると、生活費が足りなくなる恐れがあります。無理なくNISAを続けるためにも、家計を把握したうえで無理のない積立金額を設定しましょう。
失敗例2:短期間で売却したため複利効果を得られなかった
短期間で売却すると、期待する利益を得られず失敗してしまうケースもあります。
つみたて投資枠(つみたてNISA)は長期で運用することで複利効果が得られ、価格変動リスクを抑えて安定したリターンを期待できます。
長期で運用することでメリットが生まれることを理解し、短期間での売却はなるべく避けましょう。
失敗例3:銘柄選びを適当にしたため期待した収益を得られなかった
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)は、投資信託やETFといった数ある商品のなかから投資する銘柄を自分で選ばなければなりません。わからないからといって適当な銘柄を選ぶと、期待した結果が得られず失敗する可能性があります。
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で取り扱っている銘柄は、比較的リスクが抑えられますが、なかにはハイリスクな銘柄もあります。ハイリスクな銘柄はその分リターンも大きいですが、投資初心者などできるだけリスクを抑えたい人は避けたほうがよいでしょう。
投資する銘柄は、目標金額や求める利回りなどを決めたうえで、自分に合うものを選びましょう。銘柄選びのポイントは「つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で失敗を防ぐ銘柄選びのポイント」で詳しく解説していますので、参考にしてください。
失敗例4:銘柄を頻繁に入れ替えたため平均購入単価が高くなってしまった
資産価値が減ってしまうたびに投資対象銘柄を入れ替えると、つみたて投資枠(旧つみたてNISA)の恩恵を受けられず、失敗したと感じるケースもあります。
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)は、リスクを抑えて資産を形成できる可能性が高い手法です。決まった金額を一定のタイミングで長く購入し続けることによって、値動きがある状況でも購入価格を平準化できます。基準価額が安いときには多く購入でき、高いときは少なく購入できるのです。
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で失敗を防ぐには、一時的に資産価値が減っても、投資対象銘柄を頻繁に入れ替えせず、あせらず冷静に考えましょう。
失敗例5:含み損を抱えた状態で売却してしまった
含み損とは、保有する商品が買ったときよりも値下がりし、売却すれば損失が出る状態のことです。含み損を抱えた状態で売却すると、損失が確定します。
ただし、売却せずに保有し続けていれば、資産価値が戻ったり、買ったときより増えたりする可能性があります。
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)は投資であるため、災害や海外の情勢などが影響して投資信託の基準価額が値下がりし、一時的に含み損となることもあるでしょう。しかし、つみたて投資枠で取り扱っている多くの投資信託の運用成績では短期的にはマイナスでも、長期的にはプラスに戻っています(※)。
※出典:金融庁「つみたてNISAについて」
一時的にマイナスになったらからといってすぐに売ると結果的に損をしてしまう可能性があるため、辛抱強く投資を続けることが大切です。
監修者コメント
投資初心者は含み損を抱えると、すぐに売却してしまいがちです。投資は良い時期、悪い時期があるため、長期的な視点で判断するようにしてください。
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で失敗しやすい人の特徴
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で失敗しやすい人の特徴は、次の3つです。
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で失敗しやすい人の特徴
- 制度を理解せずに始める人
- 短期的に大きな利益を狙う人
- 貯金が少ない人
制度を理解せずに始める人
制度を理解せずに投資を行うと、「非課税枠を最大限活用できなかった」「ハイリスクな銘柄に投資してしまった」などの後悔や失敗をしてしまう可能性があります。
非課税枠の仕組みや投資できる商品、元本割れのリスクなどを理解したうえで投資することが重要です。
短期的に大きな利益を狙う人
短期的に大きな利益を得ようと値動きに左右されると、誤った判断をして「期待していた利益を得られない」「慌てて売却しなければよかった」などと後悔や失敗をする可能性があります。頻繁に売買を繰り返すと手数料が増えて、利益の減少も考えられるでしょう。
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)では、長期的に積立投資を行うことを前提にしているため、株式投資やFX(外国為替証拠金取引)などの他の投資に比べると、リスクを抑えて資産を形成できます。長期的な視点で落ち着いて投資を行うことが大切です。
なお、短期的に大きな利益を狙いたい場合は、つみたて投資枠(旧つみたてNISA)ではなく株式投資やFXのほうが向いているでしょう。
貯金が少ない人
貯金が少ないときや家計が赤字のときにNISAを始めても、生活費が足りなくなり短期間で売却してしまうことも考えられます。
NISAは元本保証がなく、お金を引き出したいタイミングで資産が増えているとは限りません。
まずは家計を見直して、十分な生活費と急な出費に備えられる資金を確保したうえで、NISAを始めるとよいでしょう。
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で失敗しないための対処法
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で失敗しないための対処法は、次のとおりです。
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)を始める前に、失敗を防ぐポイントを押さえておきましょう。
投資目的や目標金額を決めておく
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で成功するには、投資する目的と目標金額を設定することが重要です。
たとえば、退職後の生活資金や子どもの教育費など、NISAを始める目的を具体的に決めることで投資の方向性が定まります。また、目標金額を決めることで、必要な投資期間や毎月の積立金額の目安がわかり、計画的な資産形成につながります。
目標金額に向けた投資期間や毎月の積立金額の目安を知るには、金融庁の「資産運用シミュレーション」が便利です。さらに、マネプラスのWEBサイトでは、銘柄ごとに積立期間と積立金額を指定すると、過去の実績にあてはめた資産運用シミュレーションができます。
積立金額は無理のない金額を設定する
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)では、無理なく継続できる積立金額を設定することが重要です。自分の収入や支出を把握し、生活に支障が出ない範囲で決めましょう。
無理な積立金額を設定すると、目標金額に達する前に積立をやめてしまいかねません。長期的に継続可能な金額を選ぶことが大切です。
成長する銘柄を見極めて投資する
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)では、将来的に成長する可能性がある銘柄を選ぶことも重要です。
たとえば、日本が将来的に大きく成長すると考えれば国内株式で構成された投資信託に、先進国が大きく成長すると考えれば先進国株式で構成された投資信託に投資し続けるといったイメージです。
市場の動向や各銘柄の特性を理解したうえで、長期的な成長が見込める分野に注目するとよいでしょう。
各銘柄の特性は交付目論見書で確認できます。交付目論見書には、投資信託の仕組みや投資先、リスク、運用実績、手数料などが記載されています。銘柄を選定する際は必ず目を通しましょう。
ただし、どの銘柄が成長するかを予測するのは困難です。さまざな業界や地域に分散投資を行えば、リスクを分散させることが可能です。
長期投資を意識する
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)は、長期間にわたる資産形成を目指す制度です。短期的な市場の変動に一喜一憂せず、長期的な視点を持つことが重要です。
市場の波や価格変動に左右されずに定期的に積立を行い、長期にわたって資産を育てることで、時間とともに利益を積み上げられるでしょう。
監修者コメント
将来を予想するのが難しい人は、さまざまな国、資産(株、債券、不動産など)、業種に分散投資ができるものを選ぶ投資信託もおすすめです。
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で失敗を防ぐ銘柄選びのポイント
つみたて投資では、次のポイントを意識して銘柄を選ぶとよいでしょう。
- インデックスファンドを選ぶ
- 分散投資を意識する
インデックスファンドを選ぶ
失敗をなるべく防ぎながらつみたて投資枠(旧つみたてNISA)を運用するには、インデックスファンドを選ぶとよいでしょう。
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で投資できる投資信託のなかには、おもにインデックスファンドとアクティブファンドがあります。
インデックスファンドとは、特定のベンチマークに連動するように運用される投資信託のことです。
ベンチマークとは、投資信託が運用成果の目安としている指標のことで、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)などが代表的です。
インデックスファンドには、運用コスト(信託報酬)が安く、値動きがわかりやすいといったメリットがあります。運用コストは、できるだけ低いほうが効率よく資産を形成できる可能性が高いため、特に投資初心者に向いています。
一方、アクティブファンドとは、ベンチマークを上回るリターンを目指す投資信託のことです。運用のプロであるファンドマネージャーが市場を分析し、積極的に銘柄を選んで売買取引を行います。
アクティブファンドは、ファンドマネージャーが運用する分、運用コスト(信託報酬)が高くなる傾向があります。また、ファンドマネージャーのスキルや市場に関する知識が、ファンドの成績に大きく影響するため、ベンチマークを上回る可能性も、下回る可能性もあることを理解しておきましょう。
分散投資を意識する
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)でリスクを抑えるには、分散投資を意識することが重要です。
分散投資とは、投資先を異なる資産(株式、債券など)や地域(先進国・国内・新興国)に分散させることを意味します。一つの資産や地域に依存することなく幅広い範囲に投資することで、一部の資産でマイナスとなっても他の資産の成長によって補うことが可能です。
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で失敗しないために知っておきたい注意点
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で失敗しないために、次の注意点を押さえておきましょう。
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で失敗しないために知っておきたいこと
- NISA口座は一つの金融機関でしか作れない
- 1年間で投資できる金額は120万円まで
- 損益通算や繰越控除ができない
NISA口座は一つの金融機関でしか作れない
NISA口座は、一人につき一口座と決められており、一つの金融機関でしか開設できません。
そのため、金融機関を選ぶときは慎重に比較し、検討することが大切です。
なかには投資に関する相談ができる金融機関もあるため、不安がある場合はサポートが充実した金融機関を選ぶのもよいでしょう。
なお、年単位で金融機関の変更も可能です。
1年間で投資できる金額は120万円まで
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で1年間に投資できる金額の上限(年間投資枠)は120万円です。生涯では1,800万円まで投資できますが、年単位では120万円を超えて投資をすることはできません。
年間120万円を超えて投資したい場合は、新NISAの成長投資枠を利用するとよいでしょう。
成長投資枠には240万円の年間投資枠があり、つみたて投資枠(旧つみたてNISA)にはない株式や投資信託などにも投資できます。また、積立投資だけでなく一括投資も選択できます。さらに、つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で選べる商品にも投資できるため、成長投資枠を活用した積立投資も可能です。
成長投資枠も非課税のため、課税口座を利用するよりも効率的に資産形成できます。
なお、金融機関が定める商品によっては、つみたて投資枠(旧つみたてNISA)の年間投資枠を使い切ったあとは成長投資枠にて購入できない可能性もあるため注意が必要です。
損益通算や繰越控除ができない
NISA口座以外でも投資をしている場合は、損益通算や繰越控除ができないことを知っておきましょう。
NISA口座で得た損益(利益と損失)は、税務上ないものとみなされるため、他の口座で得た損益と損益通算できません。損益通算とは、同じ年に発生した利益から損失を差し引ける制度です。
また、損益通算で控除しきれなかった損失を翌年以降に繰り越して、翌年以降の利益から控除する「繰越控除」もできません。
マネプラスでは投資をはじめお金に関する相談が可能!
マネプラスでもNISAを始められます。
さらに、「土・日ご相談プラザ&土曜ご相談プラザ」では、予約制で休日にゆっくり相談できます。NISAに関して不安な点があれば、ぜひご活用ください。
NISAのことだけでなく、資産形成や保険、車やマイホームの購入資金、教育資金、相続など、お金のことをまとめてご相談いただけます。
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)の失敗に関するよくある質問
Q.つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で失敗するリスクはありますか?
A.
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)を利用した投資にも、失敗するリスクはあります。具体的には、「積立金額を高く設定しすぎて生活費が足りなくなった」「短期間で売却したため複利効果を得られなかった」などが挙げられるでしょう。
しかし、つみたて投資枠(旧つみたてNISA)の仕組みや特徴を理解したうえで、長期的に運用していけば、資産を増やせる可能性が高いです。
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で失敗しないためにも、「つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で失敗しないための対処法」を確認しておきましょう。
Q.つみたて投資枠(旧つみたてNISA)をやめたほうがいいのはどんな人ですか?
A.
次のような人は失敗する可能性が高いため、すぐには始めないほうがいい可能性があります。
- 制度を理解せずに始める人
- 短期的に大きな利益を狙う人
- 貯金がなく家計が赤字の人
詳細は「つみたて投資(旧つみたてNISA)で失敗しやすい人の特徴」で解説しています。
Q.つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で元本割れしたらどうなりますか?
A.
投資で得た運用益が非課税になるというメリットが受けられなくなります。
NISA口座と課税口座を併用していても、損益通算や繰越控除ができないため、損益通算等ができるケースと比較すると所得税額が増えてしまうケースもあります。
元本割れするリスクをゼロにすることはできませんが、長期目線でコツコツ投資を続けていくことで、リスクを抑えて資産形成できる可能性が高まります。
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つみたて投資枠(旧つみたてNISA)は元本割れする?リスクを軽減する方法や対処法
Q.つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で損をしない方法はありますか?
A.
なるべく失敗せずに運用するには、次の対処法を実践することを心がけましょう。
- 投資目的や目標金額を決めておく
- 積立金額は無理のない金額を設定する
- 成長する銘柄を見極めて投資する
- 長期投資を意識する
詳細は「つみたて投資枠(旧つみたてNISA)で失敗しないための対処法」で解説しています。
Q.つみたて投資枠(旧つみたてNISA)が原因で借金を背負うリスクはありますか?
A.
「元本割れ」のリスクはありますが、借金を背負うほどのリスクはありません。
元本割れは投資商品を購入した金額を下回る状態であり、お金を借りて返さなければならない状態である「借金」とは異なります。
監修者コメント
つみたて投資枠(旧つみたてNISA)は投資商品のなかでは、比較的リスクを抑えて運用できる商品がそろっています。また運用益に税金がかからないため、投資がはじめての方にぜひ活用して欲しい制度です。