ノンバンクの意味・銀行との違いをわかりやすく解説。金融機関の例・選び方とは

ノンバンクとは、銀行以外の金融機関の総称で、ローンやリース、クレジットカードなどの金融商品を提供しています。他にも、ノンバンクと銀行には適用される法律や金利、融資までの時間などさまざまな違いがあります。

ノンバンクと銀行のどちらから借り入れるかをスムーズに選択するためにも、ノンバンクと銀行の違いや特徴を押さえておきましょう。

監修者からのコメント

急いで借りたいならノンバンクが向いていますが、銀行よりも利息が高い分、銀行で借りたときよりも支払総額は増えてしまいます。できるだけ利息を抑えたい、支払総額を減らしたいなら、あらかじめ返済シミュレーションをし、計画性を持って銀行への申込みを検討しましょう。

ノンバンクとは銀行以外の金融機関のこと

ノンバンクとは、銀行以外の金融機関を指します。

ノンバンクは、おもに貸し付けを行う金融機関で、ローンやリース、クレジットカードなどのさまざまな金融商品を提供しています。

代表的なノンバンクは、次のとおりです。

• 消費者金融
• 信販会社
• クレジットカード会社

一方、銀行は、預金・融資・為替の三大業務を行っていることが大きな特徴です。

ノンバンクと銀行の違い

ノンバンクと銀行は、業務内容の他に、次の4つの違いがあります。

それそれの特徴を理解し、自分の状況に合った金融機関を選ぶことが大切です。

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適用される法律

ノンバンクは「貸金業法」、銀行は「銀行法」という法律が適用され、どちらの法律にも利用者への貸し過ぎを防ぐための規制があります。

さらにノンバンクが守るべき貸金業法には、利用者の年収の3分の1を超える金額の貸し付けをしてはならない「総量規制」があります。

たとえば年収300万円の人は、100万円を上限に借り入れができます。

この場合、1社の上限が100万円ではなく、複数社から借り入れる場合は、合計で100万円であることに注意が必要です。

また、あくまでも借り入れができる上限金額であることも理解しておきましょう。各金融機関の審査によっては、年収の3分の1よりも少ない借入限度額が適用される場合もあります。

金利・利息

金利とは、借入金額に対する利息の割合を示すもので、利息とは、借り入れの対価として支払う金銭を示します。

多くの場合、金利はノンバンクのほうが銀行よりも高めに設定されています。

同じ金額、同じ期間で借り入れた場合、金利が高いほど利息が増え、支払いの負担が大きくなります。

たとえば、100万円を借りて3年で返済した場合、金利が年18.0％と年14.5％で異なると、利息は6万円以上の違いになります。金利が低いほうが、毎月の返済額も少なくなります。

短期間の利用であれば大きな差になりにくいですが、借入期間が長いほど、また借入金額が大きいほど、利息額の差も大きくなります。

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融資までにかかる時間

融資までにかかる時間は、ノンバンクのほうが早い傾向です。「融資まで最短30分」といったように、融資までの時間の早さをアピールする金融機関もあります。

ただし、あくまでも「最短」であることに注意しましょう。申し込んだ日時や入力項目・提出書類の不備などにより、翌日以降に審査結果のお知らせがくることもあります。

一方、即日融資をしている銀行は、ノンバンクに比べて少ない傾向です。カードローンであれば、申込日時によっては最短当日で審査結果を得られることもありますが、1～2週間かかるカードローンもあります。
※マネプラスでは即日融資に対応しておりません。

口座開設の有無

ノンバンクでは預金業務を行っていないため、カードローン利用による銀行口座の開設は必要ありません。

一方、銀行カードローンの場合、カードローンを利用するために借入先の銀行口座を開設しなければならない場合があります。その場合は、契約時までに口座開設が必要です。カードローンの申込時点では、口座を所有していなくても問題ありません。

開設した口座は、借り入れや返済の際に利用します。振込サービスを実施している金融機関であれば、借入時に口座に振り込んでもらうことも可能です。返済時は、口座引き落としによって返済します。

ノンバンクと銀行の共通点

ノンバンクと銀行には、次の共通点もあります。

• 申込時に審査がある
• お金を借りたら利息を支払う必要がある

申込時に審査がある

金融機関からお金を借りるときには、必ず審査が実施されます。審査は、ノンバンクか銀行かにかかわらず、すべての金融機関で行われています。

金融機関が審査を行う目的は、申込者に返済する能力があるかを確かめるためです。

審査では、次の2つの項目が確認されます。

なお、どの金融機関も審査基準を公開していません。各金融機関では、独自の基準で貸し付けの可否を判断しています。

お金を借りたら利息を支払う必要がある

金融機関からお金を借りたら、必ず利息を支払わなければなりません。利息をいくら支払うかは、金融機関が設定する金利や、借り入れている期間・金額によって異なります。

利息を払う必要があるのは、カードローンに限ったことではありません。住宅ローンやマイカーローンなどの個人が利用できるローンの他、事業に関するお金を借りるビジネスローンなども同様です。

ノンバンクのカードローンが向いている人

次の状況の人は、ノンバンクのカードローンのほうが、比較的向いているでしょう。

• 少しでも早くお金を借りたい
• 少額・短期間でお金を借りたい

少しでも早くお金を借りたい

銀行と比較すると、ノンバンクのカードローンのほうが融資までの時間が早い傾向です。

申込みから審査、融資までにかかる時間は、金融機関や申込状況などによっても異なりますが、スムーズに進めば、最短30分程度でお金を借りられるでしょう。「明日までにお金を準備しなければならない」など、急な出費が発生した人に向いています。

ただし、あくまでも最短であり、必ずしも当日中に融資されるとはかぎらないことに注意が必要です。

できるだけ時間に余裕をもった借り入れを考えましょう。

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少額・短期間でお金を借りたい

借入金額が少額の人や、短期間でお金を返せる人は、ノンバンクのカードローンが向いているといえるでしょう。

ノンバンクは銀行と比較して、金利がやや高い傾向ですが、少額または短期間の利用であれば、利息はそれほど大きな差になりにくいです。

ただし、完済せずに何度も借り入れを繰り返すと、返済期間が長くなり、利息も増えていく可能性があります。計画的な借り入れが重要です。

銀行のカードローンが向いている人

次の状況の人は、銀行のカードローンのほうが、比較的向いているでしょう。

• 金利を抑えてお金を借りたい
• まとまった金額を借りたい

金利を抑えてお金を借りたい

返済負担を減らしたい人は、金利が比較的低い銀行のカードローンを利用するとよいでしょう。

銀行カードローンのメリットは、ノンバンクと比較すると金利が低めに設定されていることです。

同じ借入期間、借入金額でお金を借りる場合、金利が低いほうが利息は少なくなります。

まとまった金額を借りたい

まとまった金額を長期的に返済するのであれば、銀行のなかでも上限金利が低いカードローンを選択しましょう。

目安として、100万円以上などとまとまった金額を借りたい人は、銀行のほうが向いているといえます。

借入金額が大きいほど完済までの期間も長くなり、利息も大きくなる可能性があります。利息は返済負担に直結するため、借り入れる際は、利息を比較することが重要です。カードローンでは、借入限度額が大きいほど適用される金利は低くなり、金利が低いほど利息の負担も軽減しやすくなります。

借入前に利息を比較する際は、各金融機関で用意している返済シミュレーションを利用するのがおすすめです。

なお、借り入れの目的が明確な場合は、目的別ローンも検討しましょう。金融機関では、車を購入したい・修理したい場合は「マイカーローン」、家をリフォームしたい場合は「リフォームローン」などの目的別ローンを用意しています。

目的別ローンは、カードローンよりも金利を抑えて借り入れができる可能性があるため、あわせて検討しましょう。

利息の負担を少なくするなら銀行のカードローン

利息が抑えられる借入先を探している方は、金利が低い銀行カードローンの利用を検討しましょう。

マネプラスカードローン＜ダイレクト＞の借入利率は、年1.9％～年14.5％です。同じ借入金額と返済期間の場合、金利が低いほど利息を抑えられ、返済負担を軽減できます。

申込時にマネプラスの口座がなくても申込みが可能です。
※別途、ご契約時までに普通預金口座のご開設が必要となります。

マネプラスのキャッシュカードをお持ちの方であれば、契約完了後すぐに借り入れができます。マネプラスATMやコンビニATM、「京銀アプリ」で借入可能です。

ノンバンクか銀行かを迷っている方は、まずは返済シミュレーションを利用してみましょう。返済シミュレーションでは、借入金額と返済回数、借入利率を入力するだけで、毎月の返済額や利息額、支払総額が試算できます。
※シミュレーション結果はあくまでも簡易的な試算であり、お取引状況により実際のご返済金額やご返済期間と異なる場合があります。（ご返済金額は借入残高に応じて決まるため、ご返済が進み借入残高が少なくなると、毎月のご返済金額は少なくなります。）

金利が違うとどのくらい利息に差が生じるかを比較できると、今後借り入れが必要になったときに借入先をスムーズに選択できるでしょう。

※「お借り入れ5秒診断」は借り入れを検討する際の目安であり、実際の申込時の審査結果と異なる場合があります。