カードローンの返済期間を申込前に調べる方法。決まり方や長期化を防ぐ方法
カードローンの返済期間とは、お金を借りてからすべて完済するまでの期間を指します。カードローンには「いつまでに返済しなければならない」といった期限は存在しません。
ただし、完済期限がないからといって毎月の返済額を極端に少なくしたり借り入れを繰り返したりすると、返済期間が延び、利息負担が増えてしまいます。
返済期間の長期化を防いで利息負担を軽減するためにも、各金融機関が提供している「返済シミュレーション」を活用して、返済期間の目安を把握し計画的に返済をしていくことが大切です。
- カードローンの返済期間は、借入残高や毎月の返済額、金利によって決まる。
- カードローンでは、返済期間が長くなるほど支払う利息が増える可能性が高い。
- カードローンの返済期間の長期化を防ぐには、繰り上げ返済や毎月の返済額を増やすことが有効。
- 監修者からのコメント
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カードローンは借入限度額の範囲内で繰り返し借り入れられるため、シミュレーションで算出した返済期間より長期化することが多いようです。返済期間が長くなると、その分、多くの利息を返済することになります。当初の期間内に完済するには、追加で借り入れしない、追加で借り入れたときは繰り上げ返済を行うなど、自分なりのルールを決めて返済するとよいでしょう。
目次
OPENカードローンの返済期間とは借入残高が0円になるまでの期間
カードローンの返済期間とは、お金を借りてからすべて返済する(完済)までの期間を指します。
返済期間は、借入残高や、毎月の返済金額、金利によって決まります。
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カードローンの返済に「完済期限」は存在しない
カードローンは、契約時に借入限度額とそれに応じた金利が決まりますが、「借りたお金をこの日までにすべて返さなければならない」といった完済の期限はありません。
返済期間と契約期間・取引期限との違い
返済期間と似た言葉に「契約期間」や「取引期限」などがあります。
契約期間や取引期限とは、カードローンの契約が有効な期間を指し、各金融機機関が定める契約期間を過ぎるたびに審査を経て、自動更新されるのが一般的です。契約期間や更新のタイミングは、金融機関によってさまざまです。
なお、各金融機関で定められた年齢を超えると更新されないため、追加の借り入れができなくなります。
カードローンの返済期間の決まり方
カードローンの返済期間は、次の条件によって決まります。
- 借入残高
- 毎月の返済(約定返済)の金額
- 金利
ただし、毎月の返済額は、借入残高に応じて決まることが多いです。また、追加の借り入れなどで借入残高が増えるほど返済期間が長くなります。毎月の返済額を契約者が決めたり変更したりできない金融機関の場合は、毎月の返済に加えて繰り上げ返済を活用することで、返済期間を短縮できる可能性があります。
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カードローンの返済期間は申込前にシミュレーションできる
特にカードローンを初めて利用する人のなかには、カードローンを利用した場合に「いつ返済が終わるのか」「いつまでも完済できないのではないか」などと不安に思うこともあるでしょう。
このような返済に対する不安は、各金融機関のWEBサイトにある「返済シミュレーション」を活用することで解消できる可能性があります。
返済シミュレーションでは、借入金額や毎月の返済額、金利を入力するだけで、完済までの返済期間を簡易的にシミュレーションできます。
あくまでも簡易的なシミュレーションであるため、必ずしもそのとおりになるわけではありませんが、計画的に利用するための目安として役立てられるでしょう。
なお、「残高スライド方式」を採用している金融機関では、借入残高が減ると毎月の返済額も減り、シミュレーションよりも実際の返済期間が長くなることがあるため注意が必要です。
カードローンご返済シミュレーション
※シミュレーション結果はあくまでも簡易的な試算であり、お取引状況により実際のご返済金額やご返済期間と異なる場合があります。(ご返済金額は借入残高に応じて決まるため、ご返済が進み借入残高が少なくなると、毎月のご返済金額は少なくなります。)
カードローンの返済期間が長くなると利息の負担も増える
カードローンでは、返済期間が長くなるほど支払う利息も増えることを理解しておきましょう。
通常、カードローンの利息は日割りで計算され、借り入れた金額に対して毎日一定の利息が加算されます。そのため、返済期間が長くなるほど利息が蓄積されて、最終的な支払総額が増加します。
たとえば、100万円を金利(年利)14.5%で借り入れた場合、1年で完済するのと5年かけて完済するのでは、利息額がおよそ33万円変わります。
このように、たとえ同じ金利・借入額であっても、返済期間が長くなるほど利息は増えます。返済の負担を軽減するためにも、できるだけ早く完済できるように心がけましょう。
カードローンの返済期間の長期化を防ぐ方法
カードローンの返済期間の長期化を防ぐ方法は、次のとおりです。
返済期間の長期化を防ぐ方法
- 繰り上げ返済をする
- 毎月の返済額を増やす
- 必要な金額分だけ借り入れをする
- 追加でお金を借りるときはシミュレーションをする
繰り上げ返済をする
繰り上げ返済とは、毎月の返済(約定返済)とは別に、任意のタイミングで任意の金額を返済する返済方法です。金融機関によって「任意返済」や「臨時返済」と呼ばれることもあります。
繰り上げ返済をすることで、返済期間の短縮に加え、利息の負担も軽減できる可能性があります。
たとえば、次の条件で繰り上げ返済した場合、返済期間が7ヵ月短縮でき、約7万円の利息負担を軽減できる可能性があります。
【シミュレーション条件】
借入金額:100万円
金利:年14.5%
当初借入期間:5年0ヵ月
繰り上げ返済時の返済済み期間:1年0ヵ月
繰り上げ返済額:10万円
【シミュレーション結果】
※シミュレーション結果はあくまでも簡易的な試算であり、お取引状況により実際のご返済金額やご返済期間と異なる場合があります。
ただし、繰り上げ返済をしても約定返済もあることに注意が必要です。約定返済ができなかった場合は、支払負担が増えたり、信用情報に悪影響を及ぼしたりする可能性があります。
そのため、無理に繰り上げ返済をする必要はありません。約定返済分の金額やその他ローンの返済額、生活費などさまざまな出費を考えたうえで、資金に余裕があるときに繰り上げ返済を活用するとよいでしょう。
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毎月の返済額を増やす
毎月の返済額を増やせば、返済期間の短縮に加え、利息の負担も軽減できる可能性があります。
たとえば、次の条件で毎月の返済額を増やした場合、返済期間が1年5カ月短縮でき、約12万円の利息負担を軽減できる可能性があります。
【シミュレーション条件】
借入金額:100万円
金利:年14.5%
返済方式:元利均等返済
【シミュレーション結果】
※シミュレーション結果はあくまでも簡易的な試算であり、お取引状況により実際のご返済金額やご返済期間と異なる場合があります。
毎月の返済額は、おもに会員専用ページで変更できます。
ただし、金融機関や返済方法によっては返済額を変更できない場合があるため注意が必要です。借入残高によって毎月の返済額が決まる「残高スライド方式」の場合は、返済額を変更できない場合が多いです。
変更できない場合は、無理のない範囲で繰り上げ返済を活用するとよいでしょう。
必要な金額分だけ借り入れをする
カードローンの返済期間の長期化を防ぐには、必要な金額分だけ借り入れることが大切です。
返済期間は、毎月の返済額によっても異なりますが、借入残高が増えるほど長期化する可能性があります。
カードローン契約後も、追加で借り入れ過ぎないように、収支を見直し、無駄な支出を削ったり節約したりして、収入の範囲内でやりくりしましょう。カードローンは、いざというときに必要な金額分だけ利用するのが上手な活用方法です。
追加でお金を借りるときはシミュレーションをする
出費の都合上、追加の借り入れが必要なときもあるでしょう。そのようなときも、シミュレーションを再度活用し、返済期間がどのくらい延びるかを把握することが大切です。
たとえ最初の借入時に返済計画をしっかり立てていた場合でも、追加の借り入れをすることで再度計画を練り直す必要があります。追加で借り入れる前に、シミュレーションを活用して計画的な利用を心がけましょう。
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※「お借り入れ5秒診断」は借り入れを検討する際の目安であり、実際の申込時の審査結果と異なる場合があります。
カードローンの返済期間に関するよくある質問
Q.カードローンはいつまでに返済をしなければいけませんか?
A.
カードローンには「いつまでに返済しなければならない」といったような期限はありません。
ただし、毎月決まった日に決まった金額を返済し続けなければなりません。これを約定返済といい、約定返済に遅れると支払総額が増えたり、信用情報に悪影響が出たりする可能性があります。
Q.カードローンの返済期間を事前に調べる方法はありますか?
A.
各金融機関が公式WEBサイトで提供している「返済シミュレーション」を活用するとよいでしょう。
あくまでも目安ではありますが、借入金額や借入期間などを入力するだけで、毎月の返済額や利息もあわせた支払総額、完済までにかかる期間を簡易的にシミュレーションできます。
ただし、借入残高によって毎月の返済額が決まる「残高スライド方式」を採用している場合は、シミュレーションと実際の返済期間が異なる場合もあります。
Q.カードローンで早く完済するコツを教えてください
A.
カードローンで早く完済するコツは、次のとおりです。
- 繰り上げ返済をする
- 毎月の返済額を増やす
- 必要な金額分だけ借り入れをする
- 追加でお金を借りるときはシミュレーションをする
詳しくは、「カードローンの返済期間の長期化を防ぐ方法」で解説しています。