借入残高とは?確認方法や審査への影響、なるべく早く残高を減らす方法を解説
借入残高とは、ローンの返済が完了していない金額のことです。ローンを申し込む際に現在契約しているローンの借入残高の申告を求められることがあり、審査にも大きな影響を与える重要な要素です。また、ローンを計画的に利用するためには、借入残高を把握することが欠かせません。
この記事では、借入残高の定義や確認方法、利息との関係性などを詳しく解説します。借入残高をできるだけ早く減らす方法も紹介しますので、この記事を参考に計画的な返済を目指しましょう。
- 借入残高を減らすことで返済期間が減り、利息の低減につながる
- 借入残高は金融機関のアプリやWEBページ、ATMなどで確認できる
- 借入残高を減らすには、無理のない範囲で繰り上げ返済を行うことが効果的
- 監修者からのコメント
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借入限度額は、収入のほか、他社での借入残高などに応じて変わります。借入残高に利息は含まれませんが、返済する際には利息の支払いが必要です。借入残高が多いほど利息が増えるため、利息を抑えたいなら繰り上げ返済し、できるだけ早く借入残高を減らしましょう。
目次
OPEN借入残高とは現時点で返済が終わっていない金額のこと
借入残高とは、現時点で返済が終わっていない金額です。借入額から返済した分を差し引いた残りの金額のことで、金融機関によっては利用残高と呼ばれることもあります。
借入残高は、金融機関が個人の借入状況を把握するための重要な要素であり、ローン利用者の信用力や返済能力を評価する際にも考慮されます。そのため、新規でローンを申し込む際に、他社での借入残高の申告を求められることも多いです。
ローンを利用すると元金に利息を加えた金額を返済する必要がありますが、借入残高に利息は含まれません。実際に返済が必要な金額は、借入残高に利息を加えた金額となります。
借入残高・借入限度額・借入可能額の違い
ローンに関連する用語には借入残高の他にも「借入限度額」と「借入可能額」があります。混同しやすい用語ですが、それぞれ異なる金額を指すため、違いを理解しておくことが重要です。
借入限度額とは、申込先の金融機関の審査により決定される「借入可能な金額の上限」のことです。利用者は借入限度額を超えて借り入れをすることはできないものの、借入限度額の範囲内であれば、回数を問わず借り入れが可能となります。
借入可能額は、「借入限度額から現在の借入残高を差し引いた金額」のことで、「現時点であといくら借り入れができるか」を示すものです。
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借入残高に含まれるもの・含まれないもの
各種ローンの申込時には、他社からの借入残高の申告を求められる場合があります。借入残高に含まれるものと、含まれないものを確認してみましょう。
借入残高に含まれるもの
- 住宅ローン
- マイカーローン(自動車ローン)
- カードローン
- クレジットカードのキャッシング枠
借入残高に含まれないもの
- 利息
- クレジットカードのショッピング枠
※申し込むローンによっては「住宅ローン」や「マイカーローン」の借入残高については申告不要の場合もあります。
クレジットカードのキャッシング枠で借り入れをした場合は借入残高に含まれますが、ショッピング枠の利用は借り入れに該当しないため、一般的には借入残高に含まれません。
申込みフォームの借入残高の入力欄や注釈には「クレジットカードでのショッピングを除いた額」などの詳細が記載されている場合もあるため、申込時に確認してみましょう。
知っておきたい借入残高と利息の関係性
ローンを利用する際、借入残高と利息の関係性を理解することは重要です。具体的には、次の2つのポイントを押さえておきましょう。
- 借入残高によって利息が変動する
- 返済期間が延びれば利息総額が増える
借入残高によって利息が変動する
利息とは、借り入れの対価として支払う金銭です。利息は借入残高に一定の金利を適用して、次の計算式で求められます。
借入残高が大きいほど、支払う利息も比例して大きくなる仕組みです。計算式をもとに、借入残高が100万円の場合と200万円の場合の1年間の利息がいくらになるか、確認してみましょう。
借入残高が100万円で年利5.0%の場合
- 1,000,000円 × 5.0% × 1年 = 50,000円
- 1年間の利息は5万円
借入残高が200万円で年利5.0%の場合
- 2,000,000円 × 5.0% × 1年 = 100,000円
- 1年間の利息は10万円
※利息額はあくまでも簡易的な試算であり、お取引状況により実際の金額と異なる場合があります。
このように同じ金利でも、借入残高が2倍になると、支払う利息も2倍になることがわかります。反対に、返済が進み借入残高が減少すると、それに伴い利息も減少します。
返済期間が延びれば利息総額が増える
一般的に、返済期間が長くなるほど利息総額は増加します。借入残高が同じでも、返済期間によって支払総額は変わることを理解しておくことが重要です。
また、カードローンで追加の借り入れを行った場合、毎月の返済額を増やしたり、繰り上げ返済をしたりしない限り一般的に返済期間は長くなります。そして、返済期間が延びれば、結果として利息総額も増加することになります。
この仕組みを理解せずに借り入れを繰り返すと、予想以上に利息総額が増えてしまう可能性があるため注意が必要です。
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借入残高は定期的に確認することが大切
ローンを計画的に利用するためには、借入残高を定期的に確認しましょう。特に、借入限度額の範囲内で何度も借り入れができるカードローンの場合、借入残高の確認は借り過ぎを防ぐ効果があります。
借入残高を毎月確認することで、「今いくら借りているか」「次月にいくら返済する必要があるか」を把握でき、無理のない返済計画を立てやすくなります。
また、追加の借り入れが必要となった際は、その都度借入残高を確認することが重要です。これにより、追加の借り入れを冷静に判断でき、不要な借り入れを防ぐことにつながるでしょう。
借入残高の確認方法
借入残高の確認方法は、利用している金融機関やサービスによって異なります。ここでは、借入残高を確認する一般的な方法を紹介します。
会員専用のアプリやWEBページ
多くの金融機関では、会員専用のモバイルアプリやWEBページなどを提供しています。これらのサービスを利用して、リアルタイムで借入残高を確認することが可能です。
会員専用アプリやWEBページでの確認方法
- WEBサイトまたはアプリにログイン
- ログイン後、ローンやクレジットカードのメニューを選択
- 借入残高や取引明細を確認
ATM
一部の金融機関では、ATMを利用して借入残高を確認できます。
ATMでの確認方法
- ATMにカードを挿入
- 残高照会メニューを選択する
- 借入残高を確認する
ただし、ATMによっては利用できない時間帯を設けている場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
カスタマーサービス
金融機関のカスタマーサービスに電話やメールで問い合わせることも可能です。ただし、借入残高の照会には本人確認のために契約者番号や電話番号、暗証番号などの情報が必要となります。
メールの場合は返信に時間を要する場合があるため、急ぎの際は他の方法を検討しましょう。
注意:借入残高は今後の審査に影響を与える可能性がある
借入残高は、個人の信用履歴を管理する「信用情報機関」に記録されます。ローンを提供している金融機関は、申込者の信用力を評価するために、申込者の同意を得て審査の際に信用情報を照会します。
信用情報とは、クレジットやローンの契約・利用状況などの客観的な取引事実を記録した個人情報のことです。信用情報には、借入残高の他、次のような情報が含まれます。
- クレジットカードやローンの契約内容(申込日、ローン種類など)
- 借入金額
- 返済の遅延の有無
- 過去の事故情報(自己破産、債務整理など)
金融機関は、クレジットカードやローンの審査を行う際に、信用情報機関を通して利用者の借入残高の記録を照会します。審査基準は金融機関によって異なりますが、たとえば年収に対して借入残高が大きい場合、審査に通過しにくくなる可能性があります。
借入残高をできるだけ早く減らす方法
借入残高を減らすことは、利息の負担を軽減することや、今後のローンやクレジットカードの審査によい影響を与えることにつながります。
ここでは、借入残高を減らす方法を紹介します。
収支を把握し、返済計画を立て直す
借入残高を減らすための第一歩は、自分の収入と支出を正確に把握することです。収支を確認する具体的な方法は次のとおりです。
収入の確認方法
- 給与や副収入、ボーナスなどのすべての収入源を書き出す
- 銀行口座の入出金履歴を確認し、定期的な入金を把握する
支出の確認方法
- 毎月の固定費と変動費を細かく記録する
- 数ヵ月分の明細をチェックし、支出のパターンを把握する
収支を把握したら、無駄な支出を減らし、返済に充てる金額を増やす計画を立てましょう。節約できる項目を見つけ、その分を返済に回すことで、借入残高を効率的に減らすことができます。たとえば、外食やレジャー、娯楽の費用は見直しやすい項目です。
毎月の返済額や完済までの期間を再度確認し、計画的に返済を進めましょう。
繰り上げ返済をする
繰り上げ返済とは、毎月の決まった返済額に加えて追加で返済を行う方法です。繰り上げ返済では、すべて元金の返済に充てられます。元金を早く減らすことで返済期間が短くなるため、利息の低減につながるでしょう。
ボーナスや臨時収入があったときや、家計のなかで節約できたときの余剰資金を、繰り上げ返済に充てるのがおすすめです。ただし、繰り上げ返済をした月も約定返済は必要です。繰り上げ返済をしたことで約定返済が困難にならないよう、無理のない範囲で実行しましょう。
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金利の低い金融機関への借り換え・おまとめを検討する
借り換えとは、現在利用中のカードローンを別の金融機関のローンに変更することを意味します。おまとめとは、複数のローンを一つの金融機関にまとめることです。金利の低い金融機関に借り換えやおまとめをすることで、支払う利息を削減できる可能性があります。
複数の借り入れがある場合は、おまとめして一本化することで返済管理がしやすくなります。
ただし、借り換えやおまとめをすれば必ずしも返済の負担が減るとは限りません。検討する際には、利用条件を確認し、現在の借り入れよりも有利な条件かどうかを判断しましょう。
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借り入れを検討するなら、マネプラスカードローン<ダイレクト>
マネプラスカードローン<ダイレクト>は、マネプラスが提供している入会金・年会費は0円のカードローンです。
マネプラスのキャッシュカードにカードローン機能をプラスできるため、カードを増やさずに利用できます。
※お申込みは、京都府、大阪府、滋賀県、兵庫県、奈良県、愛知県にお住まいの方が対象です。
借入利率は年1.9%~年14.5%
マネプラスカードローン<ダイレクト>の借入利率(固定金利)は年1.9%~年14.5%です。
一般的に消費者金融の借入利率の上限は年18.0%前後ですが、マネプラスは借入利率の上限が年14.5%と比較的低いといえます。
ただし、実際に適用される借入利率は借入限度額によって異なり、たとえば借入限度額10万円の場合、借入利率は年14.5%となります。
申込みから契約までWEB完結で利便性が高い
マネプラスカードローン<ダイレクト>は、24時間365日申込みが可能です。申込方法は次のとおりです。
申込時はマネプラスの口座がなくても問題ありません(※)。契約後はマネプラスのキャッシュカードでマネプラスATMやコンビニATMで借り入れが可能です。また、京銀アプリでも借り入れができます。
※別途、ご契約時までに普通預金口座のご開設が必要となります。
返済シミュレーションで借り換えの効果を判断しよう
マネプラスカードローン<ダイレクト>の「お借り入れ5秒診断」では、年齢、年収、借入件数を入れるだけで借り入れ可能か5秒で診断できます。
※「お借り入れ5秒診断」は借り入れを検討する際の目安であり、実際の申込時の審査結果と異なる場合があります。
「カードローンご返済シミュレーション」では、 利息額、毎月の返済額、支払総額、返済期間の目安がわかるため、返済の見通しを立てられます。
※シミュレーション結果はあくまでも簡易的な試算であり、お取引状況により実際のご返済金額やご返済期間と異なる場合がございます。(ご返済金額は借入残高に応じて決まるため、ご返済が進み借入残高が少なくなると、毎月のご返済金額は少なくなります。)
見通しを立てて計画的に返済するためにも、事前にスケジュールを立てておきましょう。
借入残高に関するよくある質問
Q.借入残高とは何ですか?
A.
借入残高とは、現時点で返済が完了していない借入金額のことです。たとえば、100万円を借りて20万円を返済した場合、借入残高は80万円(100万円ー20万円)となります。
Q.借入残高に利息は含まれますか?
A.
借入残高に利息は含まれません。利息は借入残高に対して計算される追加の費用です。毎月の返済額には元金と利息の両方が含まれますが、借入残高は元金のみを指します。
Q.カードローンの借入残高がなかなか減らない原因は何ですか?
A.
カードローンの借入残高がなかなか減らない原因として、次の4つが考えられます。
- 毎月の最低返済額が少ない
- 金利が高い
- 返済しながらも新たに借り入れている
- 返済計画が不十分
毎月の最低返済額が少ないと、利息の支払いが多くを占めるため、元金が減りにくくなります。金利が高いと、毎月の返済額の多くが利息に充てられ、元金の減少が遅くなります。
また、返済中に新たな借り入れをしていたり、返済計画が不十分だったりすると、元金は減りにくくなります。効率的に元金を減らすためには、自身の収支を把握したうえで返済計画を立てて、計画的に返済を進めることが大切です。
Q.無担保借入残高とは何ですか?
A.
無担保借入残高とは、無担保で借り入れをした金額のうち、返済が完了していない金額のことです。無担保で利用できるローンには、カードローンやフリーローンなどがあります。