急な出費の例・金額一覧。急ぎのときの対処法と事前の対策を解説

更新日:2024/09/15
急な出費の例・金額一覧。急ぎのときの対処法と事前の対策を解説

冠婚葬祭、家電や車、医療費など、世の中にはさまざまな出費があります。ときには予測できないタイミングで発生し、現金を準備しなければならないこともあるでしょう。

どれくらいお金を確保しておけばよいのか、どういう手段でお金を準備すればよいのかを把握しておくことで、いざというとき冷静に対処できます。

この記事で分かること
  • よくある急な出費は1万円~数十万円かかることが多い
  • お金を借りる前に、まずは必要な金額、支払期日などを明確にしておきたい
  • お金を借りるのが難しくても、リスクが高い方法は選択してはならない
監修者からのコメント

急な出費が生じたときは、支払期日や金額の調整が可能か相談してみましょう。お金を用意する方法としては不要品を売却する、カードローンやクレジットのキャッシング枠を利用するなどがあります。いざというときに備えるなら毎月の支出や固定費を見直し貯金する、カードローンなどを備えておくなどするといいでしょう。

目次

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急な出費が発生したときに考えたいこと

急な出費が発生したときは、まず次のことを考えてみましょう。

  • いくら必要か
  • いつまでに必要か
  • 金額や支払期日の変更は可能か
  • 本当に必要な出費か

急な出費が発生してお金を借りるとき、いくら借りるかを考える必要があります。知人を頼る、カードローンを利用する場合でも、まずは必要な金額を明確にするようにしましょう。

そして、支払いに遅れないよう、いつまでにお金を用意する必要があるのかを考えます。

状況によっては、金額を下げてもらったり、期限を延ばしてもらったりできることがあるため確認してみましょう。

また、冷静に考えてみると、今買わなくてもよい、ないと困るものではない可能性もあるかもしれません。本当に今必要なものであるかを判断して、出費を見送れないかを考えてみてください。

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急な出費の例・金額一覧

ここでは、日常生活のなかで発生する可能性がある、急な出費と金額の例を紹介します。紹介している金額はあくまでも相場であり、状況によって金額は上下するでしょう。

項目 金額例
祝儀 3万円~5万円
香典 5,000円~1万円
出産祝い 3,000円~1万円
交際費 5,000円~1万円
家電の修理・購入 1万円~数十万円
車の修理 1万円~数十万円
医療費 1万円~
引っ越し 5万円~10万円

祝儀

祝儀は、相手との関係性により金額が上下します。一般的には奇数(3万円や5万円)が好まれる傾向があります。

祝儀の相場

  • 友人:3万円
  • 職場関係者:3万円~5万円
  • 夫婦連名で納める場合:5万円
  • 親族:3万円~10万円

祝儀は現金で渡すことが多いため、出費が発生した際は1万円札を用意しましょう。

香典

香典は、故人との関係性により金額が上下します。ここでは、自分から見て故人がどういった間柄かの例を紹介します。

香典の相場

  • 両親:3万円~10万円
  • 兄弟姉妹:3万円~5万円
  • 祖父母:1万円~5万円
  • おじ・おば:1万円~3万円
  • その他の親族:5,000円~1万円
  • 友人・隣人・職場関係者:5,000円~1万円

香典は、思いがけないタイミングで発生する出費であることに加え、現金で渡す必要があります。

出産祝い

出産祝いは、相手との関係性により金額が上下します。

出産祝いの相場

  • 兄弟姉妹:1万円~3万円
  • 親戚:5,000円~3万円
  • 友人・職場関係者:3,000円~1万円

出産祝いの場合、ギフトカードやカタログギフトなどを渡す選択肢もあります。ギフトの金額は、現金で渡す場合と同程度でもよいでしょう。

交際費

職場での接待や友人との飲み会といった交際費は、突発的かつ必要な金額も上下しやすいことが特徴です。

人によっては、月に数回発生することもあります。年末年始などの飲食の機会が多い時期は、特に交際費が発生しやすいでしょう。

家電の修理・購入

家電が急に故障したことによる修理や買い替えでも急な出費が発生します。金額は、家電の種類により金額は異なります。

家電における急な出費の特徴として、金額の目安を把握しやすいこと、一方で大型家電は数十万円単位の出費になる可能性があることです。たとえば冷蔵庫などの大型の家電は、比較的大きな出費になるでしょう。

家電の場合、現金以外で支払いをする方法もあります。クレジットカードやデビットカードなどで支払いをしたり、分割払いができたりと、選択肢が幅広くなります。

車の修理

車の修理は、修理をする部分や、取り替える部品によって大きく金額は異なります。

修理前にある程度修理費用の見積もりを出してもらうことも可能です。また、修理に時間を要する場合は、見積もりができてから、費用を準備するまでに数日から数週間、支払いまでの日数に余裕がもてることもあります。

修理前にどれくらいの費用がかかるかを確認し、必要に応じてお金を準備しましょう。

医療費

医療費には、治療費、通院費、入院費などがあります。

治療費や通院費は、保険適用の範囲内かどうかで金額は大きく変わるでしょう。たとえば、高度な医療技術を要する先進医療などの場合、健康保険の適用外で全額自己負担になることがあります。

入院費は、入院基本料以外にも、個室や大部屋といった病床の種類、治療方法、薬の種類によって異なります。加えて、食費や消耗品も別途支払いが必要で、入院日数が長期になるほど費用は高くなるでしょう。

引っ越し

引っ越し料金は、引っ越し先の距離、家族の人数、時期によって大きく変動します。

今の住所から距離が離れていると、料金が高額になる可能性が高いでしょう。

また、家族の人数が多いほど荷物は多くなり、料金も高くなります。一方で一人暮らしの場合は、比較的料金を抑えることも可能です。

2~4月は新生活がスタートする時期で、引っ越し業者の繁忙期です。そのため、通常よりも料金は高くなるでしょう。

備えておきたいまとまった出費の例・金額一覧

ここでは、年に数回発生する出費、ある程度タイミングや金額を事前に把握しやすい出費の例を紹介します。金額は、一般的な例です。

項目 金額例
各種税金など
(住民税、自動車税、国民年金など)
収入による
車検 5万円~20万円
賃貸住宅の更新料 家賃の1~3ヵ月分程度
年末年始・
大型休暇の出費
数万円
帰省費用 数万円
子どものイベント 数万円
自動車保険料
(1年分)
加入条件による(※1)
生命保険料
(1年分)
加入条件による(※2)

※1 年齢や等級、車種などの条件により大きく変動する場合があります。
※2 年齢や保障内容などにより大きく変動する場合があります。

税金や車検などは毎年発生するもので、目安を把握できますが、状況によっては金額が大きく変わることもあるでしょう。

急な出費が発生する前にやっておきたい対策

急な出費が発生する前に対策をしておくことで、いざというときに金銭面で困ることが少なくなります。次のような対策をしておきましょう。

  • 家計・固定費を見直す
  • 先取り貯金をする
  • カードローンを契約する
  • クレジットカードにキャッシング枠を付帯する

家計・固定費を見直す

慢性的にお金がない状態であれば、まずは家計簿をつけて固定費を見直してみましょう。

家賃や水道光熱費などはすぐに減らすことは難しいですが、スマホの利用料金、自動車保険などは今より安いプランに変更できる可能性もあります。

その他にも、使用頻度が低いサブスクリプションサービスの解約、外食の頻度を無理のない範囲で減らすといったことで出費を軽減できるかもしれません。

先取り貯金をする

先取り貯金とは、給料が入ったら先に一定額貯金をしておくことです。

先取り貯金とあとから貯金の違い

あまったお金を貯金する場合、金銭的な余裕がなければ貯金ができず、毎月の貯金額を一定にするのが難しいですが、先取り貯金であれば、◯カ月後に◯万円貯めるといった計画もできます。

先取り貯金の方法としては、今利用している金融機関で貯蓄用の口座を開設し、給料が入金された翌日などに一定額を振替えるよう手続きするというものです。

カードローンを契約する

カードローンとは、銀行や消費者金融などの金融機関が提供している個人向けの融資サービスです。すべてのカードローンには審査があり、審査によって決まった借入限度額の範囲内で自由に繰り返しお金を借り入れられます。

カードローンは「今すぐお金が必要な人が利用するもの」というイメージがあるかもしれませんが、いざという時の備えとして契約することも可能です。年会費や入会金がかからないカードローンであれば、借り入れをしないかぎり余計な費用は不要で、借り入れをしなければ利息も発生しません。

クレジットカードにキャッシング枠を付帯する

クレジットカードには、キャッシング枠と呼ばれるお金を借りることができる機能を付帯させることができます。クレジットカードの新規発行の際に付帯していることもありますが、付帯していない場合は申込みをし、審査に通過すると利用できます。

所有しているクレジットカードにキャッシング枠を付帯させる場合、申込後、審査結果がわかるまで1~2週間かかることもあるでしょう。そのため、急な出費が発生したときに申し込むよりも、いざというときのために事前に付帯させておくと便利です。

キャッシング枠を付帯したあと、必ずお金を借りなければならないということはありません。

急な出費が発生したときの対処法

もし急な出費が発生したときは、これらの方法を実践してみましょう。お金を借りる前に、まずは今の状況を冷静に考えてみることが大切です。

  • 金額の減額や支払期日の変更を相談する
  • 不要品を売却する
  • 資産の有無を確認する
  • カードローンを利用する
  • クレジットカードのキャッシング枠を利用する

金額の減額や支払期日の変更を相談する

今あるお金では支払いができない、給料日以降なら支払いができるといった場合は、支払先に金額や支払期日の変更を相談してみましょう。

お金を借りる、物品を売って現金を準備する手段もありますが、相談の内容によっては、これらをする必要がなくなる可能性もあります。

まずは、いつまでにいくらお金を用意する必要があるのかを明確にしましょう。

不要品を売却する

店舗型のリサイクルショップで不要品を売却し、現金を得る方法があります。この際、本当に必要なものまで手放してしまわないよう、十分に考えて売却しましょう。

ブランド品や希少価値が高い物品を売却することで、まとまった現金を得ることが可能です。

なお、フリマアプリなどは買い手がついて入金が完了するまでに時間がかかるため、急いでお金を準備しなければならないときには不向きな可能性があります。

資産の有無を確認する

定期預金や投資信託などは、手続きは必要ですが引き出せる資産です。借り入れを避けたい人は、資産からお金を用意できるかも考えてみましょう。

資産はできるだけ取り崩したくない場合もあるかもしれませんが、急な出費が発生したときは必要に応じて使うことも考えてみてください。

カードローンを利用する

現金を借りられるサービスのカードローンは、急な出費に備えるために便利な金融商品です。利用には審査に通過する必要があり、借りたお金に対して利息を払わなければなりませんが、いざというときに役立つでしょう。

カードローンは、銀行や消費者金融などで提供されています。金融機関により、金利・利息や融資までの時間に違いがあります。

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クレジットカードのキャッシング枠を利用する

所有しているクレジットカードにキャッシング枠が付帯していれば、申込みや審査なしで借り入れができます。そのため、カードローンよりも早くお金を準備できる可能性があります。

ただし、キャッシング枠が付帯していない場合、申込みと審査が必要です。審査結果がわかるまで1~2週間かかることもあるため、支払いが必要な時期に応じて利用しましょう。

クレジットカードのキャッシング枠は、カードローンと比較して金利が高く、借入限度額が少ない傾向があります。

急な出費に対応できなくても避けたい手段

急な出費が発生したとき、対応ができずどのような手段を使ってもお金を準備しなければならないと思う人もいるかもしれません。しかし、次のような手段はトラブルに巻き込まれる可能性が高いため、利用しないようにしましょう。

  • 個人間融資・違法業者を利用する
  • 信ぴょう性の低い副業
  • クレジットカードの現金化

個人間融資・違法業者を利用する

個人間融資とは、銀行や貸金業者といった正規の業者ではない非正規の業者や個人から融資を受けることです。SNSやインターネット上の掲示板で、個人間融資を持ちかける投稿がありますが、これらはリスクが高いため利用しないようにしましょう。

個人間融資では「審査なし」「誰でも借りられる」といった言葉で投稿されており、どのような人でもすぐに融資が受けられる印象があります。しかし、借り入れができたとしても金融機関よりもはるかに高額な利息を求められたり、提供した個人情報が悪用されたりと、トラブルになる可能性があります。

個人間融資や違法業者ではなく、銀行や消費者金融など正規の金融機関を利用しましょう。

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信ぴょう性の低い副業

昨今、SNSやWEB広告などで「簡単な作業でお金を得られる」といった、副業を装った詐欺などのトラブルが存在します。

一見普通の副業のように見えますが、レクチャーした際のマニュアル費用やサポート費用などの名目で、高額な費用を請求されるトラブルになる可能性があります。他にも、入金をしたのに連絡がこないといった詐欺も考えられるでしょう。

「簡単に稼げる」「誰でも儲かる」といったことを強調するSNSの投稿や広告は、鵜呑みにしないことが大切です。

お金を得るのであれば、正規の業者が仲介する副業や、アルバイトなどを検討しましょう。

クレジットカードの現金化

クレジットカードの現金化とは、クレジットカードで買い物をするための利用可能枠を、換金する目的で利用することを指します。たとえば、現金化をあっせんする業者から依頼を受け、ギフトカードなど価値があるものを購入し、金額の何割かを現金で受け取るといったものです。

クレジットカードの現金化は契約違反

クレジットカードの現金化は、クレジットカード会社の規約に反する行為です。現金化をすることで、クレジットカードを強制解約される可能性があります。

いざというときの備えにも。マネプラスカードローン<ダイレクト>

マネプラスカードローン<ダイレクト>は、年会費・入会金ともに無料です。借り入れをしなければ費用はかからないため、急な出費が発生する前に備えておきたい方は利用を検討してみましょう。

マネプラスカードローン<ダイレクト>は、24時間365日申込みに対応しています。申込時にマネプラスの口座を所有していなくても、契約時までに普通預金の口座を開設することでカードローンを利用できます。

マネプラスのキャッシュカードでマネプラスATMやコンビニATMで借り入れができ、専用のローンカードは発行されません。また、京銀アプリでも借り入れができます。

マネプラスカードローン<ダイレクト>の利用を検討している方は、返済シミュレーションを活用し、毎月の返済額や利息などを、申込前に確認しておきましょう。

※シミュレーション結果はあくまでも簡易的な試算であり、お取引状況により実際のご返済金額やご返済期間と異なる場合があります。(ご返済金額は借入残高に応じて決まるため、ご返済が進み借入残高が少なくなると、毎月のご返済金額は少なくなります。)

※「お借り入れ5秒診断」は借り入れを検討する際の目安であり、実際の申込時の審査結果と異なる場合があります。

急な出費に関するよくある質問

Q.急な出費の例を教えてください

A.

急な出費の例は、次のとおりです。


  • 祝儀
  • 香典
  • 出産祝い
  • 交際費
  • 家電の修理・購入
  • 車の修理
  • 医療費
  • 引っ越し

各出費の詳細は「急な出費の例・金額一覧」で紹介しています。

Q.急な出費が発生してお金がないとき、どうするのがよいですか?

A.

急な出費が発生したとき、次のことを考えてみましょう。


  • 金額の減額や支払期日の変更を相談する
  • 不要品を売却する
  • 資産の有無を確認する
  • カードローンを利用する
  • クレジットカードのキャッシング枠を利用する

お金を借りることも手段のひとつですが、その前に必要な金額や支払期日を明確にし、「借りる」以外の手段でお金を確保できないかも考えてみてください。それぞれの方法は「急な出費が発生したときの対処法」で詳しく解説しています。

Q.急な出費が発生したときの借入先はどう選ぶのがよいですか?

A.

お金を借りる金融機関を選ぶときは、次のことを基準にしてみましょう。


  • 借り入れまでの期間
  • 金利
  • 借り入れ・返済の方法

少しでも早くお金を借りたい人は、借り入れまでの期間が特に重要です。申込みから審査結果の通知、融資までの時間が短いほうがよいでしょう。カードローンのなかには、最短で申込当日に融資を受けられるサービスもあります。なお、あくまでも最短日数であるため、審査状況によっては翌日以降の融資になる可能性もあるでしょう。
※マネプラスでは即日融資に対応しておりません。